ご専用ページとなります。伊予松山　楽山焼　名人　玉井楽山(たまいらくざん)　　天神蟹彫 花瓶　花器　花入　　　共布・共箱付　陶印　　高さ　約 30 ㎝　経　　約 22 ㎝ × 22 ㎝愛媛県松山市の楽山焼の歴史は古く、延宝６年(1678年)に松山藩の二代目藩主 松平綱隆の命により倉崎権兵衛が窯場を創始したのが始まりと云われています。その後、三代藩主 松平定長が詠んだ「あな寒し　かくれ家いそげ　霜の蟹 」の句に感銘を受けた権兵衛が作品に紋様を入れ、ここから伊予松山の楽山焼には天神蟹を彫り入れるようになりました。精密な蟹彫刻を施した楽山焼は松山藩の御庭焼とされ高価な茶道具・華道具・煎茶道具として名を馳せていきますが、時代が明治に変わり廃藩置県の後には民窯となります。その後、三代目 名人 玉井楽山(1990年ご逝去)まで継承されてきましたが現在ではその匠の技の後継者がなく閉窯となっています。茶の湯を嗜む母から受け継いだ茶道具の中にございました。いただいたまま共箱から出すこともなく大切にしまっておりました逸品でございます。未使用ですので、共箱・共布含めて傷や汚れもございません。荷物整理のため出品いたします。数々の賞を戴く 名人 玉井楽山の銘品は中古市場でも大変高額で取引されております。また、サイズの大きな花入はなかなか市場に出回ることもないと云われています。ご興味のある方、コレクションされる方に愛でていただけると嬉しく思います。しまったままでおりましたので、埃もつかぬ見事な逸品でございますが、素人の自宅保管にご理解のある方にお願いいたします。クレーム・キャンセルはお受けしておりません。よくお確かめの上 ご検討くださいませ。佳いご縁がありますように。どうぞ宜しくお願いいたします。