このお品は【ののみ様専用】です。勝手ながらご購入はお控え下さいませ。★とても不思議な珍しい夏用無地着尺（着物用に織られた生地、或いはその長さの呼称）です。７、８月の盛夏を中心に、６月から９月ごろまで着ることが出来る、いわゆる夏のお着物用の生地です。★国産純絹・正絹着尺　幅約３６ＣＭ　長さ約１２Ｍ（Ｍサイズの方のお着物１枚分が余裕です）カラー：ベージュ系★ところで、この生地はいったい何かしら？？？？紗にも見え絽にも見え？正確には立絽（たてろ）なんですねぇ。縦の方向に絽の透き目が出るように織る織り方です。（ふつう絽織りは横絽が圧倒的に多いです）竪絽とも書きます。縦絽と書く向きも。福井の機屋さんは概ね立絽と書いています。★恥ずかしながら、織物についてはプロを任じている私ですが、この織り方には感動！を覚えました。縦方向に曲線的な絽目がスッーと伸びていますね。見事です。アートですね。★お仕立てをして、お召しになると涼やかで、とてもスリムに見えること請け合いです。お洒落から夏の無地の正装までＯＫですよ。★ついでに一言。近年は滅多に見ませんが、絽の上に紗を重ねて着る紗袷せ（しゃあわせ）という着方があります。二重紗・紗無双等 と、紗と紗、或いは絽を重ねることもあります。下の柄を上の無地の紗や絽から透かせて見せ、生地の陰影や木目調のモアレ（moirer）を楽しむお洒落です。ふつうは二重にして縫ってしまいますが、私は１枚ずつ着物として縫い、それ単独や他の薄物と重ね着する方が使い勝手が多く合理的と思います。ぜひお着物好きな方にお召し頂きたいと存じます。画像５枚目～７枚目は紗（絽）合わせをイメージしてみました。紺地は絽の付下げです。秋草の素敵な柄です。このお品は出品しません。ご参考までに。★画像８枚目は、出品中の麻の名古屋帯生地を乗せてみました。イメージして頂けるかしら。これを粋と言わずに何と申しましょうか・・・。★発送はヤマト宅急便80サイズの予定です。＃夏物着尺＃絽無地＃正絹絽　立絽