サイズ　経約20cm　高さ約8cm幕末期のとても可愛い色絵の鉢です。僅かに掠れも見られますが、無傷でとてもきれいだと思います。膨らみを持たせて絵付けされた部分は、色が剥がれてしまうことが多いのですが、こちらはそれがほとんどなく、よーく探せば少しありますが、全体的にはとても状態が良いと思います。赤の唐草で隙間なく埋め尽くされた外側には、飾り紐を纏った窓が4方に配され、遠く望む富士と、菊の上に遊ぶ小鳥が描かれています。また6ヶ所につけられた凹みの効果で、柔らかく表情豊かです。外側もさるとこながら、内側は見事です。蝶、小鳥、龍、鶴、草花、文様、その全てがまるで春を祝福しているかのような華やかさ、愛らしさです。小鳥はその丸い頭とほっぺの感じから雀でしょうか。鶴も蝶も可愛いですが、特におすすめなのがこの水色の龍です。龍は通常力強く、あるいはユーモラスに描かれることが多いですが、こんなに儚げで美しい龍は中々見ないです。窓枠の黒いラインは幕末の器に時々見かけることがあります。これがアクセントとしてとても効いていて素敵です。全体的な淡い色調を、ボヤけさせることなくピリリと引き締めています。素敵な器形と、美しい色合い。大き過ぎず使いやすいサイズです。隅々まで手の込んだ仕事から、使う人に幸せになってほしいという作り手の想いが感じられます。細部を見れば見るほど可愛いの連続で、紹介しきれないのが悔しいところですが、見るたびに微笑んでしまう特別な器だと思います。古いものにご理解のある方のご購入をお待ちしています。お手数をお掛けしますが、ご購入の前にプロフィールをご一読下さいませ。どうぞよろしくお願い致します。古伊万里骨董古道具アンティークビンテージレトロブロカント図変わり大正ロマン蚤の市印判手和食器染付手塩皿豆皿