Meyer-Optik Diaplan 80mm f2.8 約0.65倍マクロドイツ製のプロジェクター用レンズを、M42マウントに改造したものです。バブルボケとしてはTrioplanが有名ですが、そのプロジェクター版です。Meyer-Optik銘が付いてて、PENTACON AVの前身といえるレンズです(写りはPENTACON AVと同じ)。Trioplanと同じように、輪郭が激しく強調された丸ボケが生じます。プロジェクター用なので絞りはなく、常に開放で写します。バブルボケが目的なら構わないでしょう。繰り出し量の多いヘリコイドを用いて改造してあるため、かなり寄れます。M42-NEXアダプタを介してα7で試したところ、横幅が最大で約55mmに写るまで寄れました。36/55=約0.65倍マクロとなり、ハーフマクロよりも寄れるレベルです。APS-Cだと1.5倍に写りますから、換算で約0.98倍相当となって、等倍マクロと同等です。イメージサークルが広いようで、フルサイズでも四隅が暗くなりません(少しは暗いかも)。筐体ですが、元のレンズはまあまあ使われた感じで、スレや汚れがそこそこ付いています。改造で追加した部品は、加工の跡が少し目立つぐらいです。またフィルター装着用の部品を取り付けた部分でも、接着剤の跡が少し目立ってます。その部品も、ほんの少しだけ斜めに付いてます。ヘリコイドは正常に動いてます。ガラスは前玉表面に、浅くて短いキズが10本ほどあります。あと後玉内側面の端が、薄く汚れた感じに見えます。他には、ホコリが少し混入しているぐらいです。全体として、激しい逆光ではフレアーが少し多めに出るかもしれません。肝心のバブルボケは普通に写ってます。こちらの個体は、筐体形状がいつもと異なるレンズを用いたので、いつもよりもコンパクトに仕上がっています(この点が一番の特徴)。M42専用になりましたが、約0.65倍マクロは変わりません。バブルボケを楽しみたい方、それもMeyer銘のレンズが欲しい方、いかがでしょう。付属品：リアキャップ(M42)、フロントキャップ(49mm径)オファーは受けませんので、オファーしないでください。