同居の義母に代わり出品します。10月に入ると、お着物の上にはコートが必要になります。義母が東京に行くとお世話になっていた鈴乃屋さんで誂えたお着物通の方のための紬の道行コートです。白州正子さんに影響を受けた義母が、こだわってあつらえたものだそうです。紬に後染めで、更紗模様を染め出した凝ったお作り。とても渋い茶、赤茶、黒に近い紫、渋い焦茶など、多色ながら抑えたトーンのなかに、様々な更紗模様、コプト模様、民藝調とも取れる紋様が染め出されています。見ていて楽しく、じっと魅入ってしまうような、素敵な柄と色、上質さです。紬ならではの節が控えめにあります。一目で凝った作りの、お着物通の方に好まれる素敵なコートです。羽裏ははんなりと、品よく、滑りの良い生地を使用。裾つぼまりのほっそり見えるシルエットに仕立てあります。着用回数は5回から8回ほど、3年ほど秋冬に着ましたが、その後桐箪笥にて保管していました。目につく汚れはありませんし、羽裏もホックもきれいですが中古にご理解ある方のみお願いします。裄68身丈88 背中心から袖丈48.5前幅と襟前合わせて36後ろ幅30カラー···レッド