メゾチントの第一人者、マリオ・アバチ独特の幻想的世界観による作品。ギターやリュートなどの楽器、レモンなどの静物を得意とする作者の典型的な作品です。メゾチントは、銅版画の中でも最高難度の技法で、あの銅版画の鬼才エッシャーでも数点しか作品を残しませんでした。アバチは我が国出身の浜口陽三とともに同技法の復興者として、浜口亡き後はカラーメゾチントの第一人者でした。1921年モナコ生まれ、国立ニース装飾美術学校、国立パリ美術大学で学ぶ。1949年メゾチント技法に開眼。1950年サロン・ドートンヌ会員。1957年パリでクリティック（批評家）賞受賞 。1965年フローレンスのデッサンアカデミー会員に推挙される。 1967年フォード財団の給費を受ける。1968年フィレンツェ国際版画展金賞受賞。1969年国際グラフィックアート展で金賞。1972年ライオンズクラブ賞。1977年初来日。1978年東京・ギャラリーミキモトにて個展開催。1981年パリ市芸術大賞。世界各地で個展開催。カラーメゾチントの第一人者として、世界中の美術館にコレクションされています。画寸法32.5×42cm額寸法58×67.5cm限定16部の12番目直筆サイン、重厚な額装。#マリオ・アバチ#銅版画#メゾチント